このごろの 写真家 中島宏章がわかります。
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◎ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

「ボクが逆さに生きる理由  誤解だらけのこうもり」

   中島宏章 (著), 福井大 (監修), 高田礼人 (監修)

  A5判  248ページ ナツメ社(2017/10/19)
  定価:1500円+税

 

実は僕たちの身の回りにたくさん生息しているコウモリという生物。
逆さまなのはなぜ?どうやって飛んでいる?超音波を使ってなにをしている?
なぜコウモリは長寿なの?さらには謎多きコウモリの進化やコウモリとウイルスの関係まで、
最新の研究結果をふまえて、楽しい文章で、ていねいに解説していきます。

 

 

◎【あなたの街のコウモリの森 プロジェクト】
  北海道の全ての市町村に、必ずコウモリは住んでいます。
  写真展と講演会とコウモリ観察会で北海道の各地に参ろうと思います。
  当プロジェクトに来て欲しい北海道の地方自治体さん、募集します。

 

↓過去の実施市町村
【第1夜】 浜中町 2015年6月2日(火)〜28日(日)霧多布湿原センター
【第2夜】 根室市 2015年7月2日(木)〜2015年8月29日(土)明郷伊藤☆牧場 レストランATTOKO
【第3夜】 千歳市 2015年9月4日(金)〜2015年10月4日(日)嶋田忠ネイチャーフォトギャラリー& THE BIRD WATCHING CAFE
【第4夜】 札幌市 2015年10月28日(水)〜2015年11月5日(木)茶廊法邑(さろうほうむら)
【第5夜】 せたな町 2016年8月3日(水)〜2016年8月28日(日)せたな町情報センター
【第6夜】 島牧村 2016年8月29日(月)〜9月14日(水)島牧知ろう館
【第7夜】 倶知安町 2017年3月5日(月)〜3月23日(木)倶知安風土館

【第8夜】 野幌森林公園 2017年4月28日(金)〜6月4日(日)北海道博物館

【第9夜】 枝幸町 2018年6月16日(土)〜7月1日(日)オホーツクミュージアムえさし

【第10夜】 標津町 2018年9月3日(月)〜9月24日(月)標津町生涯学習センターあすぱる
【第11夜】 岩見沢市 2018年10月1日(月)〜10月3日(水)

【第12夜】 札幌円山動物園 2019年3月10日(日)〜3月24日(日)

 

◎ テレビ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  【ドキュメンタリー5】 第24話「コウモリの目で世界を見れば」(2012年9月8日放送)
   ・コウモリってかわいい!〜動物写真家 中島宏章さん〜 (1)
   
・コウモリってかわいい!〜動物写真家 中島宏章さん〜 (2)       

◎ 出版 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
  ○ 福音館書店 月刊「たくさんのふしぎ」 2012年3月号
                2012年 2月 1日 発売予定  定価 700円(税抜)
       「コテングコウモリを紹介します」

    ※ 2015年現在、出版社には在庫なし。
    エコネットワーク(札幌市)や講演会等にてお買い求め頂けます。


  ○ 『黄昏ドラマチック』
     東京、大阪、富良野と巡回した写真展「黄昏ドラマチック」の写真すべてを掲載した図録
をかねた写文集。
     定価 1000円(税抜)
     講演会等にてお買い求め頂けます。

  ○ 『BAT TRIP〜ぼくはコウモリ』(北海道新聞社)
        
定価 1500円(税抜) 

◎ 雑誌・新聞など  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  ○ 北海道民医連 
    
 北海道民医連新聞(月2回発行)  
       
連載「北の息吹」

自然写真家とは一体何ぞや? 自然写真の存在意義

「自然写真の平成30年とフォトグラファー 進化するネイチャーフォト」
https://www.shogakukan.co.jp/books/09682267

デジタル時代に入った自然写真と自然写真家をまとめた本です。


この本は、SSP(自然科学写真協会)会長の海野和男さんが小学館の社長に直談判したことで、企画が決まりました。
現役の自然写真家が11人で、自分のジャンルを受け持ち、執筆しました。
僕は「動物」カテゴリを執筆しました。

 

 

海野さんがこの本についてブログで語っています。
「どうしてこのような本を企画したかと言えば、以前、ある写真研究者にインタビューを受けた時に、現在の自然写真家について、あまり知られていないことに危機感を持ったからだ。」
https://www.goo.ne.jp/green/life/unno/diary/201904/1554943897.html

 

この、ある写真研究者というのは、『自然写真家』について研究をしている北海道大学の学生さんのことで、
彼は自然写真家に直接会ってインタビューを行っていました。

僕は彼の研究に大変興味を持ち、何人もの自然写真家を紹介しました。
ちゃんと自然写真家のことを研究してほしいと思ったから、僕が尊敬する、ちゃんとした写真家さんを紹介しました。
海野さんもそのうちの1人で、ぜひ彼には海野さんの話を聞いてもらいたいと、そう思っていました。

 

そんな彼の研究が晴れて論文になったそうです!!(パチパチパチ)

イギリスの「Environmental Communication」という学術誌に掲載される予定です

(印刷中:http://dx.doi.org/10.1080/17524032.2019.1572638


題名が、
「Understanding Nature through Photography: An Empirical Analysis of the Intents of Nature Photographers and the Preparatory Process」
つまり、
「写真を通して自然を理解する:自然写真家の意図とその準備過程に関する実証分析」
自然写真家は、写真を撮る前の段階において、何を思い、何を調べ、何を意図して作品にしようとするのか?
それを研究したということになるのでしょうか。

 

論文の中では、
自然写真のraison d'être(存在意義)に触れていて、

つまりそれは、自然写真家を自然写真家たらしめるのは一体何ぞや?ということであり、
自然写真家の撮影前の準備段階を経ての撮影行為(被写体を徹底的に探求し、自然の仕組みを理解しようと、もがいた先にある撮影行為)こそが自然写真のraison d'êtreだとしている点に、僕も激しく同意をせざるをえません。


有名どころに行ってパッと撮りしたような質的保証のない写真と、写真家の研究成果や意図や想いが裏に込められている写真とは、なかなか見分けるのは難しいこと。
写真を扱うメディアなどは、素材としての自然写真にしか気が向いていないのかもしれないが、自然写真のraison d'êtreをお忘れなく、少しは写真の背景にあることにも注目をしていきましょう。
という指摘がされています。

 

興味深いのは、考察が3ブロックに分かれていて、
ー然写真家は撮る前に自然科学的知見を取り入れている。しかし、科学を鵜呑みにしているわけではない。写真家として写真で表現をすることに、写真家のアイデンティティがある。
⊆然写真家は葛藤を抱えている。自分はいわゆるカメラマンとは違うんだ。自主的に作品を撮っている。意図があって、自分のメッセージがあって撮っている。ゆがめられないで伝わって欲しいと願っている。
C韻覆訌悩爐箸靴謄瓮妊アは写真家の作品を使ってしまう。時には写真家の意図やメッセージがゆがめられたり、ふせられたりしてしまう。写真のウラにあるメッセージやバックボーンを気にしましょう。
といった感じ。

 

「科学論文をただ単にビジュアル化するのが自然写真家の仕事とは思っていない」


写真展をしてもいつも技術的なことばかり聞かれる(レンズは?カメラは?フラッシュは使いますか?など)が、

本当は「なぜあなたはこの写真を撮ろうと思ったのですか?」という内面について聞いて欲しい


このようなところから考察が導き出されている点に注目をしたいと思います。

 

 

地球環境の保全を考える際に、技術的な面(例えば、どうやって二酸化炭素を減らす?どうやったら有害物質の除去ができる?など)だけではなく、人間の内面、意識、社会の声、もとっても大切になると思います。

そのときに、自然写真家や自然写真を取り扱うメディアなどの役割はもちろん、重要になってくるわけですよね。

まさに、「Environmental Communication」(環境コミュニケーション)ですね。

 

 

アートディレクター岡田善敬さんとのコラボコウモリ作品

 僕が写真家としてコウモリの様々な活動を表立って開始したのは、2010年ごろ。ちょうど、田淵行男賞を受賞して、これから写真家としてデビューするぞー!って時からです。そしてその頃に、岡田善敬(オカダヨシノリ)さんに出会って、僕のデビュー写真展のDMをはじめとするアートディレクションをお願いしてから、ずーっっとオカダさんにはお世話になっているんですね。

 

 オカダさんと一緒につくったコウモリの作品を並べてみました

 ↓

  photo by Takatsuさん

 

 写真展DM、ポスター、ハガキ、Tシャツ、グッズ、本、冊子、そしてコウモリ探知機まで、、、、

 本当に、オカダさんのおかげで僕のコウモリ活動が成り立っているなあと改めて!!思います。

 感謝しかありません。

 

 オカダさんというデザイナー、というか、アートディレクターというか、、、もう、この「人」ですね、

 このオカダさんという人物は、何が素晴らしいって人間が素晴らしいです。

 写真家もデザイナーも、きっとあらゆること何でも、最終的には「人間」のそのものの魅力ですよね。

 オカダさんと何かをすることの楽しさ、エキサイテングさ、尊さは、もう、、、たまりません。。笑

 

 もっと分かりやすく書いたほうがいいですね。

 

 ●何が素晴らしいって、オカダさんのデザインするもの、それは、ひと目で「オカダのデザイン」だと分かってしまうオリジナル性でしょうか。

 ●何が素晴らしいって、オカダさんのデザインって、かわいらしくてシンプルなのに、実はとっても奥深いものをデザインの中に秘めている。でも、それは決して押し付けがましくない。どこまでも上品に主張しています。

 ●何が素晴らしいって、デザインを依頼してきた本人すら気づいていない深層心理に眠っているような想いを表出させてくれ、それを目に見えるカタチにしてくれることでしょうか。

 

 そんなオカダさんの講演会があります。

  JAGDA新人賞、さらには東京ADC賞などデザインコンペで何度も受賞している(そんな凄いデザイナーはなかなかいません)、オカダさんの圧倒的なクオリティのデザイン作品群を実例にあげながら 想いをカタチにする仕事について語るそうです。

もちろん、コウモリの作品たちも登場予定です。ほかにも、アッと驚くようなデザインがたくさん見れると思いますよ!!

 ぜひ、みなさん行ってみてください!

 

  ★2019年4月11日(木)18:30 〜 20:00

   札幌市市民交流プラザ 1F SCARTSコート(札幌市中央区北1条西1丁目)
   参加費無料 定員70名 事前申込不要 

   https://www.sapporo-community-plaza.jp/event.php?num=410

 

 

 

 

 

アサヒカメラの取材を受けました

先日までアサヒカメラ(朝日新聞社出版)という大変に由緒ある写真雑誌の取材を受けていました。(※アサヒカメラ12月号ネイチャー写真特集に今回の取材のルポと僕のコウモリ作品が掲載予定)

僕の普段のルーチンワークに密着したいということでした。
僕の普段、、、つまり、札幌トモエ幼稚園に行って、子どもたちと自然の中で遊んだり、砂場で泥団子を作ったり……という、僕の普段を編集者さんに密着してもらったわけです。
そんな毎日こどもだちと遊んでいるだけで、僕はじゃあ、いつ撮影や仕事をしているんだ???って、もしかしたら、そこがコウモリよりも謎なんじゃないかって。。。。本当に自分でもそう思います。
でもね、このトモエでの毎日のルーチンワークが僕の人間としての成長と創造活動のベースとなっていることは、間違いがないんですね。
トモエは世界でも珍しい親子が一緒に通える幼稚園でしてね。そこで、子どもも親も共に成長をしてゆく。そんな場です。
子どもと自然は、とても相性が良いんですね。それは、自然も子どもも「ありのまま」だからでしょう。
自分が自分らしくあるのが、自然であり、子どもであり。
本来の自分というものが申し分なく表出しているのが、自然であり、子どもであり。
きっと、
素の自分が素直に表現できている状態が、最も自分の魅力が発揮されている状態ってことなんだと思います。

だから、僕は動物や子どもに心底惹かれます。
それと、はたまた、なぜかしら僕は昔から子どもや動物に好かれますが、それはなぜなんだろう?(笑)

 

トモエに通い、自然や子どもから学ぶことは数限りないけれど、
「本来の自分に忠実であること」
ということは、非常に大切なことなんだなと、ことあるごとに思います。

自分の想い、自分の本音に忠実に従うことから出発した表現こそ、本当の意味での創造であり、芸術である、ということを芸術家の横尾忠則さんが本に書いていました(「猫背の目線」2010年,日本経済新聞社)。

ところが、自分の本音ってものが、大人はなかなか出てこない!!!!
だから、僕は、自分の本音とは?自分の想いに忠実になることとは何ぞや?を毎日トモエで学んでいると言えます。
そして、このことは、僕の創作活動にとって、何よりも大切なことなんですよね。

こういったような話を、延々と編集者さんとお話しました。
もー、ぜんぜん話足りなかったくらい(^o^)

そんでもって、取材中、僕がカメラを持ち出したは、1回だけかな(笑)
写真家と言えるんですかね、これで。。。。
でも、そうなんですよ。シャッターを押すなんてことは、作品作りにおいて、ほんの1%にも満たない行為だと思います。残りの99%以上は、調べたり、悩んだり、失敗したり、笑ったり、泣いたり。。。。そういうことをしているんですよね。

さあ、アサヒカメラの12月号で、どういう風に書かれてしまっているか(笑)楽しみです♪

 

 

森のなかで、編集者さんと子どもたちと一緒にカエルやサンショウウオをわいわい探しました♪

なかじオリジナルデザインのバットディテクターを限定販売します♪

 僕のアイデアをもとにデザインされたバットディテクター「BAT COMMUNICATION」。

 長らくのお待たせをしまして、ついに!!!販売できる塩梅になりまして。

  ※通常価格¥22,000(税抜価格)のところ税抜き価格¥18,000円で早期予約承ります。

 こちらから 予約・購入できます ↓

 http://www.mb-labo.com/Batdetector/BD-5ffz_soukiyoyaku.htm

     

 このバットディテクターのデザインは、いつものごとくトップデザイナー岡田善敬さん。

 そして製造・販売は、バットディテクターを制作しはじめて17年になるのmab-laboさんです!

 バットディテクター自体のデザインはもちろん、オリジナルパッケージ(高級香水でも入っているかのようなオシャレさ)と

凝ったデザインの取扱説明書とオリジナルステッカー(これらはデザインコンペで銀賞受賞)も岡田善敬さんが作ってくれました。

 今なら購入特典でこれらアイテムも付いてきますお♪

 今までバットディテクターを買おうか迷っていた方は、ぜひ、この機会に♪

 

 BAT COMMUNICATION ディテクターのデザインの一番の特徴は、スピーカー穴がコウモリさんになっているところでしょう。きっと世界にもこんなユニークなスピーカーは無いだろうと勝手に自負しています(笑)

 

 

 もちろん、ディテクター自体も申し分ない性能です!!特に、他社製よりも50キロヘルツ前後の感度が良いように感じます。アブラコウモリやモモジロコウモリやキクガシラコウモリやユビナガコウモリには威力を発揮してくれると思います。

 

 では、BAT COMMUNICATION ディテクターはどんな風にコウモリの声を奏でて♪くれるのでしょうか?

 こちら↓に実際の動画をアップしました♪参考にしてみてください♪

 バズ音(コウモリが虫を捕獲する瞬間に出すズズズッ!という音)もバッチリ聞こえますね♪

 

 

 

子どもたちのおかげで、たくさんの学びを得た1年でした

2017年、

1月から12月まで、僕は覚悟を決めて、

仕事を極限までセーブし、札幌トモエ幼稚園に子どもと一緒に通うことを心がけてきました。

 

この1年で経験したこと、学んだことは、僕が仕事をセーブしたことによる収入減を補って余りあることは明白です。

いや、こんな経験はどんなにお金をかけたところで、できることではありません。

 

「自然たくさんの環境に札幌トモエ幼稚園はあります」

 

トモエ幼稚園は、たいていの親も一緒に登園してきます。

家族で一緒に過ごす幼稚園なんです。

もう、幼稚園という枠ではなく、生活の一部という風に捉えた方が良いと思います。

 

トモエ幼稚園に通っていると、僕の場合、なぜか人と話すのが楽しくて楽しくて仕方なくなりました。

1年間。いろんな人といろんな話をしました。

パパはどうしても少ないので、ママたちと話すことが多くなりますが、

子育てのことや、自立について?自由について?教育について?実にいろんなことを話しますが、

たまに、共感?シンパシー?なぜか鳥肌がブァーっと立つ瞬間があります。

趣味も嗜好も、年齢も、出身地も、生い立ちも、何もかも違うはずなのに、トモエでは

くったくなく、素直に自分の言葉で話せる。それが実に気持ちがいい。

人と話していて、こんな感覚を味わえるなんて、なかなかないでしょう。

 

自分がいかに、しがらみに縛られていたのか、毎日思い知らされます。

人が素直に話してくれることに耳を傾けることで、自分がいかに偏った見方をしていたのか、気づくことができます。

 

トモエに通っていると、必ず毎日”何か”あるんですよ。すごいことです。

”何か”

楽しいことや、いいことだけじゃない。わるいことも、いやなことも、トラブルや危ないことだってある。

 

「何だってある」

「全部ある」

 

これぞ、「自然」っていうことで、

これが、「自由」ってことなんですね。

 

2017年、ありがとうございました。

 

新刊のお知らせ「ボクが逆さに生きる理由」

 このたび、文ばかりのコウモリの本を書く機会に恵まれました。

 ここに完成しましたので、皆さんにお知らせします!!

  

 「ボクが逆さに生きる理由 誤解だらけのこうもり」  中島宏章 (著), 福井大 (監修), 高田礼人 (監修)

  A5判  248ページ ナツメ社(2017/10/19) 定価:1500円+税

 

 

 自然写真家の立ち位置って、いろいろあると思うのですが、動物図鑑とアニマなどの雑誌で育った僕の考えは、やはり、研究者や学者と、一般の人たちの、その間にいる感じなんですよね。

 それを写真という分かりやすいメディアでもって、一般社会にアピールするというかですね。

 今回は写真ではなく、思い切り文章ですけどね。僕の気持ちとしては写真を発表するのと全く変わらない立ち位置とスタンスでいます。難しそうな話を、噛み砕いて分かりやすく発信するということです。

 

 今回も最新の論文などをふんだんに参考にして、でも、専門的になりすぎず、かといってサイエンスから離れすぎず、気をつけました。

 

 飛翔の項では、航空力学を用いてコウモリの飛翔を解説しています。一般的な生物の本で、航空力学にここまで踏み込んで、丁寧に説明したのは、初めてなんじゃないでしょうか?おそらく、大抵はスルーするような、ややこしい物理の話に今回はあえて挑みました。取材と勉強と執筆と同時並行で進めましたが、とっても、おもしろかったですよ!!

 


 

 

それでは、新刊本の情報です。
 

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「ボクが逆さに生きる理由 誤解だらけのこうもり」 中島宏章 (著), 福井大 (監修), 高田礼人 (監修)

 A5判  248ページ ナツメ社(2017/10/19) 定価:1500円+税

 

実は僕たちの身の回りにたくさん生息しているコウモリという生物。
逆さまなのはなぜ?どうやって飛んでいる?超音波を使ってなにをしている?
なぜコウモリは長寿なの?さらには謎多きコウモリの進化やコウモリとウイルスの関係まで、
最新の研究結果をふまえて、楽しい文章で、ていねいに解説していきます。

 

目 次  紹 介

●第1 章 コウモリのこと、どれくらい知っていますか?
    <コウモリの衣食住、世界のコウモリ、吸血コウモリ など

 

●第2 章 進化の謎を探る
    <どのように進化した?なぜ飛ぶようになった?逆さまの理由 など

 

●第3 章 飛行メカニズムの謎に迫る
    <航空力学からコウモリの空の飛び方をひも解く、鳥とコウモリどっちが速い? など

 

●第4 章 超能力ではない、超音波だよ
    <エコーロケーションの解説、コウモリは音で世界を見る など

 

●第5 章 知りたい! 長寿の秘密
    <コウモリの休眠能力のすごさ、長生きの秘訣、コウモリの天敵、コウモリとウイルス

 


*****「はじめに」より抜粋*****

 

旅に出よう。
どこか遠くへ行くことだけが旅じゃない。

 

普段から見飽きている近所の風景も、時間帯を変えて眺めてみるだけで新たな発見があるものだ。
例えばそう、今まで気づかなかったけど、夕空にコウモリが飛んでいたりする。

 

このコウモリという動物は本当に不思議だ。
これほどまでに誤解されている動物はほかにいないのではないだろうか?
真実のコウモリは、めちゃくちゃ魅力的で、とんでもなく興味深い。

 

そんなコウモリの魅力と能力をひも解いてゆくだけで、世の中にある学問のほとんどを渡り歩かなければならないんじゃないか......

 

本書はいうなれば、皆さんと一緒にコウモリという名の乗り物に乗って、幅広いジャンルへ旅をする本だ。
堅苦しいお勉強ではなく、なるべく誰でも参加のできるツアーにしたい。
専門用語はできるだけ避けて、とっつきやすいよう心がけた。

 

本書を読み終えたとき、読者のコウモリに対するこれまでのネガティブなイメージがまるっきり「逆さま」になっていれば、望外の喜びである。

 

さあ、旅出よう。

 

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