このごろの 写真家 中島宏章がわかります。
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新刊のお知らせ「ボクが逆さに生きる理由」

 このたび、文ばかりのコウモリの本を書く機会に恵まれました。

 ここに完成しましたので、皆さんにお知らせします!!

  

 「ボクが逆さに生きる理由 誤解だらけのこうもり」  中島宏章 (著), 福井大 (監修), 高田礼人 (監修)

  A5判  248ページ ナツメ社(2017/10/19) 定価:1500円+税

 

 

 自然写真家の立ち位置って、いろいろあると思うのですが、動物図鑑とアニマなどの雑誌で育った僕の考えは、やはり、研究者や学者と、一般の人たちの、その間にいる感じなんですよね。

 それを写真という分かりやすいメディアでもって、一般社会にアピールするというかですね。

 今回は写真ではなく、思い切り文章ですけどね。僕の気持ちとしては写真を発表するのと全く変わらない立ち位置とスタンスでいます。難しそうな話を、噛み砕いて分かりやすく発信するということです。

 

 今回も最新の論文などをふんだんに参考にして、でも、専門的になりすぎず、かといってサイエンスから離れすぎず、気をつけました。

 

 飛翔の項では、航空力学を用いてコウモリの飛翔を解説しています。一般的な生物の本で、航空力学にここまで踏み込んで、丁寧に説明したのは、初めてなんじゃないでしょうか?おそらく、大抵はスルーするような、ややこしい物理の話に今回はあえて挑みました。取材と勉強と執筆と同時並行で進めましたが、とっても、おもしろかったですよ!!

 


 

 

それでは、新刊本の情報です。
 

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「ボクが逆さに生きる理由 誤解だらけのこうもり」 中島宏章 (著), 福井大 (監修), 高田礼人 (監修)

 A5判  248ページ ナツメ社(2017/10/19) 定価:1500円+税

 

実は僕たちの身の回りにたくさん生息しているコウモリという生物。
逆さまなのはなぜ?どうやって飛んでいる?超音波を使ってなにをしている?
なぜコウモリは長寿なの?さらには謎多きコウモリの進化やコウモリとウイルスの関係まで、
最新の研究結果をふまえて、楽しい文章で、ていねいに解説していきます。

 

目 次  紹 介

●第1 章 コウモリのこと、どれくらい知っていますか?
    <コウモリの衣食住、世界のコウモリ、吸血コウモリ など

 

●第2 章 進化の謎を探る
    <どのように進化した?なぜ飛ぶようになった?逆さまの理由 など

 

●第3 章 飛行メカニズムの謎に迫る
    <航空力学からコウモリの空の飛び方をひも解く、鳥とコウモリどっちが速い? など

 

●第4 章 超能力ではない、超音波だよ
    <エコーロケーションの解説、コウモリは音で世界を見る など

 

●第5 章 知りたい! 長寿の秘密
    <コウモリの休眠能力のすごさ、長生きの秘訣、コウモリの天敵、コウモリとウイルス

 


*****「はじめに」より抜粋*****

 

旅に出よう。
どこか遠くへ行くことだけが旅じゃない。

 

普段から見飽きている近所の風景も、時間帯を変えて眺めてみるだけで新たな発見があるものだ。
例えばそう、今まで気づかなかったけど、夕空にコウモリが飛んでいたりする。

 

このコウモリという動物は本当に不思議だ。
これほどまでに誤解されている動物はほかにいないのではないだろうか?
真実のコウモリは、めちゃくちゃ魅力的で、とんでもなく興味深い。

 

そんなコウモリの魅力と能力をひも解いてゆくだけで、世の中にある学問のほとんどを渡り歩かなければならないんじゃないか......

 

本書はいうなれば、皆さんと一緒にコウモリという名の乗り物に乗って、幅広いジャンルへ旅をする本だ。
堅苦しいお勉強ではなく、なるべく誰でも参加のできるツアーにしたい。
専門用語はできるだけ避けて、とっつきやすいよう心がけた。

 

本書を読み終えたとき、読者のコウモリに対するこれまでのネガティブなイメージがまるっきり「逆さま」になっていれば、望外の喜びである。

 

さあ、旅出よう。

 

********************

 

アマゾン (アマゾンは在庫が不安定かもしれません)

https://www.amazon.co.jp/dp/4816363459/

 

 

 

6/4(日)北海道医療大学でコウモリ講演をします

6月4日(日)北海道医療大学で講演がありますよー。

 


【コウモリの驚くべき能力】
〜なぜ長寿?なぜ飛べる?なぜ逆さま?〜

 

2017年6月4日(日)
開講会場 : 本学(当別キャンパス:北海道石狩郡当別町金沢1757)
講演/9:30〜11:00 

 

目を見張る能力をたくさん持っているコウモリ類。
なぜ哺乳類の中でも特別に長寿なのか?
なぜ真っ暗闇でも飛べるのか?
そもそも逆さまなのはどうしてなのか?

新しいコウモリの本(まだ出ていませんが……)の挿入図表のために

書いたイラストを使いながら、
コウモリの「すごいところ」をご紹介いたします。

 

申し込み:0133-23-1129(北海道医療大学生涯学習)

 

http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~koho/NICE/syogai/17/syu2-2.html

コウモリと札幌トモエ幼稚園と自分のこと

 先日、札幌のエルプラザホールで行われた「北海道の楽しい100人 vol.2」でお話をしてきました。

 

 エルプラザのホールといえば、いつもは落語会などで見る側の立場でしたが、今回は登壇する立場で、なんか不思議な感じでした。また落語行きたいなあ。。。!!

 

 トークは15分(質疑応答いれて、24分くらい)です↓

 

 

 北海道の楽しい100人vol2は、登壇する人にそれぞれ15分間ずっと自己紹介をしてもらう、というようなイメージのコンセプトです。ま、必然的に多くはその人がやっている仕事とか、活動をメインに語っていくことになることになります。

 僕の場合もやはり、コウモリ写真家として登壇するわけなので、そうなります。

 今回の構成としては、前半はコウモリの紹介、後半は自分自身の紹介、つまり生い立ちですかね。

 やってみると15分間で何かを語るのって、結構難しいんですよね。ディテールまで説明するには時間は短いし、とはいえ、単なる紹介だけにしてはそれなにり時間がある、という感じでしてね。15分、って絶妙でした。

 今回のトーク、自分の中での裏テーマは「逆さま」

 なので、生い立ちって普通は子供の頃から順番にいきますが、今回は、今日の自分から遡って生い立ちを紹介していきました。さらに、それぞれのネタの要所要所で「逆」というキーワードを口に出すようにしたんですよ。まさに、コウモリにあやかったトークになりました♪こういった新鮮なことをすると僕自身も楽しいので、とってもいいですね。

 

 トーク内容を簡単に説明しますとね↓(一部、分かりやすいように加筆)

 

◯札幌にはコウモリがたくさん、いる。日本全国の主要都市と比較した場合、一番のコウモリ王国は札幌!

◯誰も気づいていないが、こんなところにコウモリがいる!

◯コウモリ探知機ってのがある!

 

◯今日は野鳥調査の仕事をしてから、ここに来た。

◯3日前、札幌トモエ幼稚園にいた。

 

 ※自然度の高い山林に囲まれた素晴らしい環境にある札幌トモエ幼稚園。自然の中で楽しいこといっぱい出来ます! 

 ・幼稚園とは名ばかりの「人生道場」のような一面がある。

 ・親も一緒に幼稚園に通う。

 ・ママたちのコミュニティーは非常に密だが、お父さんたちのそういうのはないので、声をかけてお父さんを集めて、パパたちで語り合うようにしてる。これが非常に面白い。

 

 ※パパたちで真面目にトーク。子育てのことや自分のこと、たまには日常の昼間にノンアルコールで語るべきです。(撮影:宮武大和氏)

 

 ※広いフリースペースを自由に使える園舎。赤ちゃんから大人まで幅広い年齢層が共同生活している感じ!

 

 ・札幌トモエ幼稚園はとにかく、勉強になる。

 ・時間軸が違う。普通の幼稚園は、その子が小学校に上がるまでを見ている。トモエ幼稚園はその子の一生を見ている。時間軸が変わると価値観なんてものは簡単に真逆になる。

 ・トモエ幼稚園はフリースペースで教室がない。

 ・赤ちゃんから、小学生、大人まで幅広い年齢層がゴシャっといる。

 

◯5日前、北海道博物館で写真展の展示作業。

◯7日前、再び札幌トモエ幼稚園。親子みんなで幼稚園の裏山へシラカバの樹液を飲みに行った。

 そのとき、雪の中で眠るコウモリを一緒に探そう!ということで、歩く前にみんなにコウモリレクチャーをして、探索開始!

 

 ※山へ入る前に、コウモリ探しの説明をしているところ。真ん中が僕。(撮影:宮武大和氏)一応、顔は隠しました♪

 

◯7年前。コウモリの写真展や観察会のような活動をするようになったきっかけは、7年前。

 田淵行男賞という写真賞をいただいた。

 ・コウモリの本もいくつか出させてもらっている。

 ・僕のほどのマイノリティーもいない。コウモリ写真家は日本に3人しかいない。4000万人に1人。

◯10年前、会社をやめる。

 ・写真家になるには、才能がないとダメだ。凡人の俺には無理だ、と自分で思い込んでいたが、ある人の言葉がそうじゃないかも、と思わせてくれた。逆に、凡人の方が良い、という。凡人が行うことならば、それに賛同する凡人は必ずいる。もし、天才だったならば賛同する人はそうはいない。だから凡人は「これは良い」と思うことを突き詰めれば良い。そのうち誰かが必ず共感してくれるはずだ。なぜなら凡人だからだ。

◯11年前、こどもが生まれる。自宅出産だった。

 ・子どもが生まれる瞬間に立ち会い、衝撃を受けた。自分の人生を考えなおすきっかけとなった(結果1年後に会社をやめる)

◯17年前、コウモリに出会う。 

 17年前は国内でのコウモリの情報は少なく、調査の仕方なども模索段階にあった。結果、海外から本を買って勉強するはめになった。仕方なしに英語を読んだ、同時に物理学的な勉強もコウモリには必要だった。コウモリに詳しい人がいたら会いに行ってコミュニケーションをとった。

 ここで、気づいた。世の中にある教育の考え方となんじゃないかなと思った。

 僕はコウモリを追求しているだけなのに、全ての勉強が必要になった。英語、物理、そして人とのコミュケーションなどなど・・・好きなこと、興味あることを追求するだけで、勉強というのはおのずと広がっていくはずだ。

 小中高と、とにかく幅広く勉強させられ、大学でいきなり専門性を問われる形に世の中はなっているが、なんじゃないか?と。僕の周りにもたくさんいた「自分の好きなことが、分からない」という人が。いや、むしろ、そういう人は増えているんじゃないないか。だから、小中学生の時に好きなことをあれば、それを追求したら、いいじゃないか、と僕は思う。

◯28年前、中学生の頃。動物の本や写真集をずっと読んでた。子どものころからずっと動物が好きだった。

 

コウモリと、札幌トモエ幼稚園と、自分の生い立ち、を語った、そんな内容のトークでした!

 

 なお、僕が偉そうに語っていることも、これまでに感銘を受けた方たちの言葉を拝借したり、ヒントをもらって得たことばかり。

僕が尊敬してやまない人たちの言葉や作品を通じて得たものばかり。動物行動学者の日高敏隆さん、写真家の海野和男さん、嶋田忠さん、宮崎学さん。札幌トモエ幼稚園の木村仁園長、スタッフの宮武大和さん、自然栽培農家伊達寛記さん、などなど。。本当に感謝しかないのです。

 

 

 

やっぱり札幌はコウモリ天国だった!?

 北海道にもようやく春がやってきました♪

 とても気持ち良い日和が続いていますね♪

 

 

 花が咲いて、花粉が出れば、花粉症の人の鼻水も出、花粉や蜜を食べに来る虫も出、そしてその虫を食べるコウモリも出、そしてそのコウモリを観察しようと僕のような動物好きの変な奴が出てくるというわけで、、、、

 僕はあちらこちらで「北海道はコウモリ王国だ!」「札幌はコウモリ天国だ!」などと叫びまわっておりますが、

 それって、本当にそうなのでしょうか??

 本当に札幌は、コウモリがたくさんいるんでしょうか?

 

 調べてみました!

 

 まとめたのは、日本の主要都市のコウモリの生息種数です。

 

札幌市 17種
仙台市 13種
東京23区 2種
名古屋市 4種
大阪市 2種
松山市 6種
広島市 7種
福岡市 7種

 

 なお、これは、あくまでも「ひとつの目安」であります。しかも、僕が独自で調べてしまったデータでございます。コウモリというのは、そもそも調査が非常に難しいので、専門家がいない地域はどうしてもコウモリの確認が少なくなります。まだまだ未知なるコウモリがたくさんいるんだということを念頭に、データを比べなくてはなりません。とはいえ、比べてみると、ほうほう、なかなか、それなりに、各都市の自然環境を繁栄している感じになっているではありませんか。ま、あくまでも、目安ですがね。

 

 こうしてみると、やっぱり札幌はコウモリ天国、しかも、日本でも有数のコウモリ王国と呼んでさしつかえないですね!!

 

 

 皆さん、こんなコウモリが大勢いる素敵な街に暮らしていることに誇りを持ちましょう!!え?そんなに嬉しくない?嬉しがっているのは、僕だけですか?(^o^) いや、これは誰が何と言おうと、本当に素晴らしい「札幌の財産」だと僕は思っていますよ。

 

 

※今回のデータを収集するにあたり、コウモリ会の水野さんや、コウモリ写真家&ライターの大沢さん夫妻や、各地のコウモリリサーチャーの方たちにお世話になりました。ありがとうございました♪

 

 

北海道新聞 島牧での写真展、講演、観察会の記事

 8月27日に島牧村で行ったコウモリ講演と観察会の記事が8月30日、北海道新聞(地方版)に載りました。

 

 

 

 今回はネイチャーイン 島牧ユースホステルさんに、何から何まで大変お世話になっております。おしゃれなペンション風な宿で、超こだわりの食材で、めちゃ美味しい料理が堪能できますよ。

 「あなたの街のコウモリの森 in 島牧」ということで、ユースホステルのすぐ傍にある道の駅「よってけ島牧」に隣接している「島牧知ろう館」で写真展をしています。島牧知ろう館はミニミニミニ博物館的な施設でしてね。コウモリを知るにはうってるけの場所かと思いますよ。

 写真展は9月14日までです!

 島牧は本当に良いところですね!!

 大好きな場所になりました!!

 

 

松橋 利光 さんの「里のいごこち」を深読みしてみる

 生きものカメラマンの松橋利光さんが写真集「里のいごこち」を完成させ、それにあわせて相模原市博物館で写真展も行っているということで、昨日子どもたちを連れて行ってきました!

 お忙しいのに松橋さんも来てくれて、お話しすることもできました。運良く博物館の秋山さんともお話しすることが出来ました。やっぱり最近僕は博物館の剥製標本にアレルギーがあって、、、特にコウモリの剥製の気持ち悪さときたら。。。あれは訪れた人に与える印象としてはマイナスしかない!と断言できるので、それを博物館の秋山さんには伝えました。笑。

 松橋さんの写真集「里のいごこち」を読んで、いろいろと考えさせられました。僕は著者の松橋さんのことを知っているので、余計にそうなのかもしれません。この本は、松橋さんのフィールドである神奈川県相模原の里山環境で撮影された膨大な写真の中から紡ぎだされた写真物語です。松橋さんのカメラマン20周年ということで集大成的な意味合いも大きいとの印象です。松橋さんの自然に対する思い、未来の自然に対する危惧、人が自然と疎遠になりつつあることへの危惧、それを松橋さんらしく分かりやすくオシャレに一般性を持って表現されています。なので、いつもの松橋さんらしい、誰が読んでも楽しめる本になっています。ところが、本当は、込められたメッセージは非常に強く熱く、非常にストイックな過程で作り出された本だと思います。

 写真集のメッセージとしては、身近なところにもこんなに自然の物語があるんだよと、身近な自然に目を向けようよ!ということです。表面上はそういうことなんですが、もっと深い意味が隠れているんだろうなと僕は受け取りました。

 まずはタイトルの「里のいごこち」ですが、いごこちが良いか、悪いか、って松橋さんにとってたぶんとても大切な感覚なんだろうなあと。松橋さんだけでなく、人間にとって、いごこちの良さ、悪さって実はとても大切なんじゃないかって。きっと、人間がいごこちの良いなって思う環境って、里山でも生物の多様性が保たれた自然環境になるんだろうなって思います。人間が「いごこち良い」と思う基準に、エアコンとか買い物しやすいとかそんなのばっかりで、小川や雑木林など自然の要素が入って来なくなってきたら、それこそ人間自体の危機だと思うんですよね。「いごこち」は仕事をする上でもとても大切だと思うんですよね。特に僕らみたいなフリーの人間って、その仕事をするかしないか、の判断って自分でしなきゃいけないわけで。その判断基準が意外と「コイツと仕事をして心地よいか、心地悪いか」みたいなところあります。その仕事をするしないセンサーがいわば「好き嫌い」のセンサーなんですけど、そのセンサーというか嗅覚の鋭さが大切だったりするんだろうなあと思ったります。最近僕が常に思っているのは、「好き」のセンサーを磨くには「嫌い」という自分の想いを大切にしてあげて「嫌い」のセンサーも磨いてあげないといけないんじゃないかって。「嫌い」って思っちゃう自分の感情って、良くないものとして蓋を閉めていまいがちですけど、嫌いも好きと同じくらい大切な自分の感情です。感情や思いって、まさに表裏一体ですから。

 自然を守るって時に、生物多様性うんぬん、在来種を守るべきうんぬん、外来種を駆除しなきゃうんぬん、希少な生物を守ろう、など切り口は色々とありますがね。「いごこち」の良さを大切に自然と付き合って行けば、おのずと自然が保たれているって、そういう切り口って共感します。大義名分ではなく、実はとても正直な自然に対する思いですよね「いごこち」の良さって。実に松橋さんらしいと僕は思いました。

 松橋さんが「里のいごこち」のあとがきで警笛を鳴らしていたことに僕はすこぶる共感しました。今までの自然保護活動というのは結果的に、自然と人間を隔離してしまっていると、その結果、人の自然離れがが起きちゃってて、自然に興味を持たない自然に接したことのない人間が増えていくことの方が、自然環境が失われることよりも恐ろしいのだ、と。養老孟司さんの論点と共通する部分を感じますが、「結局、王というのは、どの分野の王でも、みんな同じようなことを語るものだ」ということだと思います。松橋さんは生きものカメラマンの王ですから。常に生きものに最前線で触れ合っている松橋さんだから、より切実に危機感を感じているのかもしれません。人が自然に触れ合っていれば、おのずと自然に興味が向くものと僕も信じています。自然にあるもので、掘り下げていって面白くないものなんて、絶対にありませんから。全てのものが興味深いです。自然に興味をもって接していば、頭ごなしに「命は大切なのよ!」と教える、という訳のわからない現象はなくなるような気がします。

 この本にはたくさんの生物の写真がありまして、どれも生き生きとした命の躍動の感じられる写真なんですよ。とはいえ、その中でもやっぱり松橋さんはカエルの写真が、実にいいなあ!と思わされる「何か」を持った写真作品です。そのことを松橋さんに言ったら「やっぱカエル好きだからね」と言っていました。この一言に集約されていると思います。

 

 ぜひ、皆さん一度ご覧になってください。

 ↓

「里のいごこち」松橋利光

 


 

 

 

自由参加型のコウモリ観察会をしますよ

 今週の土曜の夜。

 自由参加型と銘打って、コウモリ見たい人は自由に来てみてくださいって、そんな感じの観察会をしようと思います。

 もちろん、いつ来ても、いつ帰ってもいいし。

 自己責任で来られるのですから、だれでもOKですよ。

 車椅子の方でも対応します!参加者のみんなで手助けしましょう。

 以前の苦い思い出がありまして、これは是非ともやりたいと思っていました。車椅子の方が観察会に来られて、主催者側も想定していなかったものですから、コウモリ観察会は夜だし暗いし、危ないからと、どうしても参加したいという車椅子の方を門前払いしてしまったという過去があります。誰だって自然を楽しめるはずなんです。自然を楽しむべきです。誰だって自然に触れることは良いことだと思います。

 今のところ参加者はほとんどいないようですが、、、僕はどっちみち自分でコウモリ観察に行くのですから、1人よりもより多くの人がいた方が楽しいかな?って、そんな発想でもあります。

 

 

札幌の川を飛ぶ   

                                  企画:中島宏章、北海道 民医連 新聞

 

コウモリ一度でいいから見てみたい人!

コウモリの飛ぶ様子を間近で見たい人!

夜の静かな川をただ眺めたい人!

  ぜひ、おすすめです。

 

暗くなった川の上を飛ぶコウモリを間近で見られる予定!

コウモリ探知機を使ってコウモリの声を聞きます!

 

車椅子の方も参加できます

 

川岸へ行きますので、長そでの方が良いでしょう。

などの虫がいます。

川岸なので足元が悪い可能性もあります。長ぐつの方が安心です。

自由参加になります。自己責任にてお越しください。

 

日時:7月30日 夜7時〜夜8時過ぎ

場所:ガトーキングダム(札幌テルメ)入り口前のパークゴルフ駐車場にお越しください

連絡先: info@hirofoto.com(なかじま)

 

 

集合場所 ↓ グーグル地図

https://goo.gl/maps/y6eEQP5Wo7P2

 

 

 

 

 

 

せたな町で「あなたの街のコウモリの森」です

今年はせたな町と島牧村で「あなたの街のコウモリの森」写真展の予定があります。


まずは8月はせたな町です。


8月2日はせたな町教育委員会主催による講演・観察会もあります。
せたな町ホームページより↓
http://www.town.setana.lg.jp/news/post_291.html

 

せたな町は2005年に、瀬棚町・北檜山町、大成町が合併して誕生した町です。北海道の南部の日本海側に位置しています。まさに、海あり川あり山あ りという自然豊かな町です。海の幸豊富な日本海!清流日本一の後志利別川!急峻な狩場山や遊楽部岳!ちなみに、せたな町にも真駒内って地名があります。真 駒内川もあるし。8月2日の夜には、ギャラリートークと写真展会場近くの真駒内公園に行って、コウモリ探知機を使い、コウモリを探してみることもします♪

写真展期間:2016年8月3日〜8月28日
場所:せたな町情報センター 2階 
google地図 → https://goo.gl/maps/4Gx4r4oNzg52

【ギャラリートーク】
展示会前日に、写真展示会場にて、中島氏の作品を見ながら野生動物について語ります。
トーク終了後は、コウモリが居そうな場所に実際に行って探索します。

日 時 2016.8.2 (火) 18:00~19:00(トーク)

※現地探索後解散します。
場 所 せたな町情報センター 2階多目的ギャラリー
申込み 2016.7.25 (月)まで 【先着20名】

主 催:せたな町教育委員会
申込先:せたな町情報センター(電話0137-84-5342)

 

バードウォッチングあるあるの三段活用
 昨日まで異常なほど暖かいなあと思ったら、今夜はもうマイナス9℃だもんなー。
 冬の鳥も多いんだか少ないんだか分からないような状態で。
 ギンザンマシコが札幌市内のナナカマドに結構来ているのは見かけます。
 ある時、我が家の近所にもギンザンマシコがいて、おーっ!と思ったけどカメラは持ち出さず。
 すでに、車にカメラを積んでいない時点で怠慢なんですが。なさけないです。

 さっきも、帰宅途中、近所のナナカマドに鳥が、おーまたギンザンかーなんて思ってチラっと見たら、あまり見かけない色のツグミでしてね。おんやー!と思って急いで家に帰ってカメラを取りに。
 ギンザンの時は素通りなのに、どうして変なツグミの時は急いでカメラなんだか……自分でも思いますが、相当なへそ曲がりというか、あまのじゃくというか……

 例によって、カメラを持って元の場所に戻りましたら、目的の鳥の姿はありませんでね……(バードウォッチングあるある)
 ま、いつものごとく、あるあるですなあと思いながら、しばしナナカマドの木の側に車を止めて待ちぶせ。住宅街ながら人の気配もなし、通行車両もなし。しんしんと小雪が降るだけです。
 待っていても鳥さんは来ないようなので、近所を1周して他のナナカマドの木に移動していないかチェックしてまわります。
 2周して元の場所に戻ったら、よっしゃ、さっきの木に鳥さんが戻ってきていました。にしし。
 ここで、さて撮影をしようと思った途端!車がやたらに来るのよね……(バードウォッチングあるある)
 さっきは1台も車がいなかったクセに、なに、ブルドーザー2台、トラック3台、自家用車6台以上。嫌がらせかっ。
 とはいえ運良く、やたらに警戒心の薄い個体でして。
 鳥の真下に寄っても全く逃げません。

おしり


何を考えているのかキミは

張り切ってカメラ持ち出したほどの珍しいかもしれないと思っていた鳥は、
やっぱり、と言うか、どうせ、と言うか。笑。別にそれほど珍しい鳥ではなかったようで……(バードウォッチングあるある



ということで、バードウォッチングあるあるの三段活用でした♪
 
 
 
ぼくは異常者なんです
 人間が作ったデジタルカメラは、R(赤)G(緑)B(青)の3つ光センサーからなっています。
 それもそのはず、人間の目のカラーセンサーがRGBの3原色だからなんですね。3色型色覚というやつです。

 これが、鳥さんがデジタルカメラを作ったらどうなるでしょうか?
 それは、R,G,Bに加えてUV(紫外線)の光センサーが加えられ、4原色のデジタルカメラが作られることでしょうね。
 4色型色覚になると、お空の虹は7色どころではなく、一体何十色、何百色に見えるんでしょうか。僕には想像もできません。
 
 突然ですけど、ぼくは異常者です。
 色覚異常者。
 いわゆる色弱ってやつですね。正常な人が3原色で色を識別しているのに対して、ぼくは2原色に近いのかな。
 RとGが1つになって、あとはBのセンサーで、つまり2色型色覚ということなのかしら。
 霊長類以外の哺乳類、ネコやイヌなんかも2色型色覚と言われていますから、彼らと近い見え方なんでしょうか??
 僕も自分で自分が分かりません。
 
 色覚異常の人は、世の中の男性のうち5%以上はいるみたいですね。僕の友達や知人の中に、何人もいます。
 写真家さんの中にも僕と同じ色覚異常の人がいます。
 とはいえ、色覚異常だからといっても、特に困ったことは少ないですかね。 
 微妙に困ることはありますけどね。微妙なんですよね、これが。
 充電器の赤ランプと緑ランプが分からなかったり、焼き肉の生と焼けたのが分からない、とかね。微妙。
 
 逆に色覚異常の人のほうが色のカモフラージュに惑わされずに、森のなかから虫や動物を見つけることができるそうですよ。
 その代わり、木の実を見つけるのは苦手ですね。
 実際、僕は緑の葉の中に赤い実がある状態なんて、全く分かりませんから。正常な人からすれば、緑と赤は全く別な色らしいですね。ま、そんなものは、正常な人の言い分ですから、僕にとってはタワゴトにしか聞こえません。なんてね(笑)
 
 可愛らしい、セキセイインコは鳥さんです。
 4色型色覚で紫外線が見えています(はずです)。
 オスの羽の紫外線の反射がメスに求愛する時に役に立つそうです。
 より美しく紫外線を反射するオスがモテるんですね。
 
 紫外線写真をやっていると、色んなことを考えることに繋がるので、それが面白いんですよね。