このごろの 写真家 中島宏章がわかります。
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被写体の見つけ方
若者が「やりたい事がない」とか「やりたい事が見つからない」という。
なぜだろう。
山に入っても「何も撮るものがない」とか「何も撮るような出来事がなかった」という。
なぜだろう。

そもそも世の中などツマラナイものなのだ。
山の中に入ったって、そう簡単に珍しい動物に出会えるわけがない。みんながイチローになれないし、みんながカリスマモデルにはなれない。
しかしテレビは毎日のように「億万長者になって幸せになる方法はこれだ!」と垂れ流す。若者たちはその情報と現実とのギャップに絶望し、明日への希望を失ってゆく。

ようは自分なのだ。

「オレは感動したいんだ!今日は感動する場面に出会うぞ!」と
山の中を歩くんだ。街の中を歩くんだ。本を読め。
僕はそうしている。そうするように訓練している。
また僕は
感動的な場面に出会うのも確率だと考えている。いくらこっちが、「感動するぞ!」と力んでも、何もなければ何もない。
だから、本当に何も撮るものがなかった時は、
「よし、今日何もなかったって事は、次に必ず何かあるぞ」
次の日も何もなかったら
「やった、今日も何もなかったぞ。明日から逆に楽しみだぜ」
ずっと何もなかったら、
「うわ、そのうちトンデモナイ場面に出会す前兆じゃね?」
と、思うようにしている。
そうすると、本当にトンデモナイ場面に出会ってしまうから、恐ろしい。

常に僕の心の"社会の窓"はフルオープンである。
そんな目で見ると、庭で悪さをしでかしているアブラムシや
こちらの許可もなく勝手に繁栄している苔でさえも、
魅力溢れる被写体であることに気付く。

気付くか気付かないか、だけの話である。
そもそも普通にしてたらツマラナイ世界なのだ。


なんだよ

世の中、被写体だらけじゃないか




 じーんときました。
 とりあえずの目標は、食いつないでいくことであっても、やりたいことがたくさんあるので、未来が明るくないはずはありませんね。
 と自分に言い聞かせました。
林心平 | 2009/03/13 15:01
林さま
僕も未来は明るい!と自分に信じ込ませています。
マイナス意見もきちんと受け止めつつ、それを内から跳ね返すくらいで。
最終的には、未来は明るい!と子供達に胸を張って言えるようになりたいです。
なかじ | 2009/03/13 17:44
マイニチが楽しすぎたら、楽しくなくなる。と思う。
楽しいことの確立は3割ぐらいがちょうど良い。

そしたら、その3割を10割楽しめばいい。

なんてな。
カトさん | 2009/03/14 20:02
カトさん
3割。ってなんかメッチャいい感じです。
写真ってツマラナイ物をツマル物に変えちゃう力もありますよね。
ツマラナイ物も全部含めて、被写体にしちゃえ!ってなもんですわ。
なかじ | 2009/03/14 22:51
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