紫外線撮影に適しているレンズは?
2012.02.18 Saturday
最近はまるで冬ごもりのように引きこもっています。
今日のブログはマニアックですよ。興味ない人、すみません。
どうも部屋が汚い。
早く部屋を片付けて気持よく作業をしたいんだけれど、片付け始めるまでが遅い。本当に成長しない僕です。
ようやく部屋が少し片付いたら、すぐに調子に乗って何かを始めるもんだから、すぐに部屋が散らかります。その繰り返しです。こりゃ治りませんな。
紫外線の撮影でやりたい事があって、取り組んでみるも、この紫外線撮影がまた厄介なんです。意外と難しい。もう何年越しなんでしょう。未だに試行錯誤で、一向に前に進みませんです。ところが、難しいほど面白いのも事実で、僕の性格上、難しいものにどうしても興味を惹かれてしまうんだと思います。
紫外線撮影に適しているレンズは、あります。
栃木ニコンが製造している「UV-NIKKOR」です。紫外線撮影に特化したレンズなんです。カッコイイですよね、このレンズ。憧れです。高価なレンズなんで、僕はもちろん所有しておりません。紫外線撮影は、お金がかかる、という面でも難易度が高くなっています。
どうして紫外線撮影をするのに、特殊なレンズが必要なのかと言うと、単純に、普通のレンズは紫外線を通さないからです。通さない、というと嘘になりますね。少しは通します。もともと普通のレンズは可視光線を撮るものですから、紫外線を通さなくても誰も文句は言いません。それどころか、可視光線の画質を落としてしまうので紫外線なんてカットしたほうが喜ばれます。いや、そもそもガラスのレンズを使っていれば、紫外線を大幅にカットしてくれます。だから、普通のレンズはガラスだから紫外線が通らないのも当たり前です。ガラスの枚数が多ければ、それだけ紫外線も通さなくなるはずです。
そこで僕が紫外線撮影に使用しているレンズは、ネット上では紫外線撮影に適しているとされている「EL-NIKKOR 63mm/f3.5」です。このレンズは紫外線領域まで考慮して作られているレンズなんだそうです。「EL-NIKKOR」とは聞きなれない名前ですが、ニコンの引き伸ばし用レンズのことです。引き伸ばし用レンズとは、引き伸ばし機に付けて使用するレンズのことです。引き伸ばし機で何ができるかと言うと、フイルムから印画紙に焼き付けることができます。つまり、フイルムからプリントが作れるわけです。ニコンをはじめ、引き伸ばし用レンズも結構いろんな機種があるんですよね。
この引き伸ばし用レンズってのは、当然そのままではカメラには付きません。それどころか、ピントリングすらありません。絞りリングがあるだけの非常にシンプルなレンズなんです。ところが、ネット上で検索すると引き伸ばし用レンズをカメラに取り付けて撮影を楽しんている方が大勢いらっしゃいます。デジタルカメラの普及により、役目を失ったと思われた引き伸ばし用レンズをデジカメに付けて撮影するなんて、結構面白いことを考えるなーと思います。温故知新、と言いますか、非常に勉強になります。そういった方たちから方法を学ぶと、引き伸ばし用レンズで写真が撮れるようになるわけです。
このEL-NIKKOR 63mm/f3.5が意外と中古市場にありませんで、僕は海外オークションにてやっと手に入れたんです。こんなレンズが、こんな高いんだよなー、とか言いながら買いましたよ。それでもUV-NIKKORを買うこと考えたら、はした金ですから。
↓これは、カケスの羽の紫外線写真です。

左上が通常の写真。
左下がEL-NIKKOR 63mm/f3.5。
カケスの羽の青い部分が紫外線をバリバリ反射しているのが分かると思います。
ちなみに、
右下はEF-S60mm f2.8 マクロ USMで撮った紫外線写真です。やはり、このレンズはデジタルカメラ用のレンズなので、紫外線は通していない、でもないな……思ったよりは通しています。が、とてもとても実用レベルではありません。
そして問題なのが右上です。これはEL-NIKKOR 80mm/f5.6で撮った紫外線写真です。なんだよ、結構紫外線通してる。どころか、63mm/f3.5よりも明るいような気もする……。
と言う訳で、意外と他のEL-NIKKORでも紫外線は通してくれるんですな。知りませんでした……。
今日のブログはマニアックですよ。興味ない人、すみません。
どうも部屋が汚い。
早く部屋を片付けて気持よく作業をしたいんだけれど、片付け始めるまでが遅い。本当に成長しない僕です。
ようやく部屋が少し片付いたら、すぐに調子に乗って何かを始めるもんだから、すぐに部屋が散らかります。その繰り返しです。こりゃ治りませんな。
紫外線の撮影でやりたい事があって、取り組んでみるも、この紫外線撮影がまた厄介なんです。意外と難しい。もう何年越しなんでしょう。未だに試行錯誤で、一向に前に進みませんです。ところが、難しいほど面白いのも事実で、僕の性格上、難しいものにどうしても興味を惹かれてしまうんだと思います。
紫外線撮影に適しているレンズは、あります。
栃木ニコンが製造している「UV-NIKKOR」です。紫外線撮影に特化したレンズなんです。カッコイイですよね、このレンズ。憧れです。高価なレンズなんで、僕はもちろん所有しておりません。紫外線撮影は、お金がかかる、という面でも難易度が高くなっています。
どうして紫外線撮影をするのに、特殊なレンズが必要なのかと言うと、単純に、普通のレンズは紫外線を通さないからです。通さない、というと嘘になりますね。少しは通します。もともと普通のレンズは可視光線を撮るものですから、紫外線を通さなくても誰も文句は言いません。それどころか、可視光線の画質を落としてしまうので紫外線なんてカットしたほうが喜ばれます。いや、そもそもガラスのレンズを使っていれば、紫外線を大幅にカットしてくれます。だから、普通のレンズはガラスだから紫外線が通らないのも当たり前です。ガラスの枚数が多ければ、それだけ紫外線も通さなくなるはずです。
そこで僕が紫外線撮影に使用しているレンズは、ネット上では紫外線撮影に適しているとされている「EL-NIKKOR 63mm/f3.5」です。このレンズは紫外線領域まで考慮して作られているレンズなんだそうです。「EL-NIKKOR」とは聞きなれない名前ですが、ニコンの引き伸ばし用レンズのことです。引き伸ばし用レンズとは、引き伸ばし機に付けて使用するレンズのことです。引き伸ばし機で何ができるかと言うと、フイルムから印画紙に焼き付けることができます。つまり、フイルムからプリントが作れるわけです。ニコンをはじめ、引き伸ばし用レンズも結構いろんな機種があるんですよね。
この引き伸ばし用レンズってのは、当然そのままではカメラには付きません。それどころか、ピントリングすらありません。絞りリングがあるだけの非常にシンプルなレンズなんです。ところが、ネット上で検索すると引き伸ばし用レンズをカメラに取り付けて撮影を楽しんている方が大勢いらっしゃいます。デジタルカメラの普及により、役目を失ったと思われた引き伸ばし用レンズをデジカメに付けて撮影するなんて、結構面白いことを考えるなーと思います。温故知新、と言いますか、非常に勉強になります。そういった方たちから方法を学ぶと、引き伸ばし用レンズで写真が撮れるようになるわけです。
このEL-NIKKOR 63mm/f3.5が意外と中古市場にありませんで、僕は海外オークションにてやっと手に入れたんです。こんなレンズが、こんな高いんだよなー、とか言いながら買いましたよ。それでもUV-NIKKORを買うこと考えたら、はした金ですから。
↓これは、カケスの羽の紫外線写真です。

左上が通常の写真。
左下がEL-NIKKOR 63mm/f3.5。
カケスの羽の青い部分が紫外線をバリバリ反射しているのが分かると思います。
ちなみに、
右下はEF-S60mm f2.8 マクロ USMで撮った紫外線写真です。やはり、このレンズはデジタルカメラ用のレンズなので、紫外線は通していない、でもないな……思ったよりは通しています。が、とてもとても実用レベルではありません。
そして問題なのが右上です。これはEL-NIKKOR 80mm/f5.6で撮った紫外線写真です。なんだよ、結構紫外線通してる。どころか、63mm/f3.5よりも明るいような気もする……。
と言う訳で、意外と他のEL-NIKKORでも紫外線は通してくれるんですな。知りませんでした……。
このレンズが他のELニッコールより高価なのは製造数が少なく希少で、かつマイクロフィルム用に設計されたため市販されたレンズの中では最後級の解像度を持つとされるためです。(使用倍率は2~20xなので一般撮影ではなく高倍率マクロ用になりますが)
紫外線撮影をするのに適したレンズはやはりUVニッコールかまたはそれに類する産業用レンズになります。
市販のレンズではトライアンドエラーで試すしかないかと思われます。ただし、最近のレンズよりも古いレンズの方が紫外線の透過率が高いものは多いはずです。
全くおっしゃる通りです。
エルニッコールを、使うのは、あくまでも専用レンズを買えないからでして。。。苦笑。
古いレンズは余計なコーティングもなく、レンズ枚数が少ないから紫外線を通してくれることが多いですね。